机を掃除したよ。

机を掃除したよ。


買った本とCDをひたすら積み上げていたんだけど(立てて横に並べても入らないので積んでた)、縦積みだと下段も奥列も容易には使えないんでデッドスペースになってて、でも困ってなかったんで放置してしてひたすら積んでた。
でも良く考えたらこれ無くても同じってことじゃんと思い、思い切って、CDと自分の核心のような本だけを残してすべて売ってしまった。6000円。
150冊売ってきたので一冊40円くらいかな平均で。思ったより悪くなかった。値段はね。


ただ、自分の思い出が6000円だと値付されてしまったようでなんか寂しく感じた。理屈では逆で、ホントは思い出以外を売ってきたのにな。


入りきれないくらい物があったから掃除をしたんだけど、時間をかけて徹底的にやってみたら残さなきゃいけないものなんてほとんどなかった。
写真もノートも人からもらった土産やお守りも、特に要らないのだった。


さっぱりした机を眺めて気持ち良くなると同時に、おいおい、俺も案外薄情だね、と。思った。
残した本を改めて見てみても、せいぜいこれくらいしか未練がないのな。
いやいや、あとは心にしっかり入ってるってことですよ、と言い訳をしておくか。


俺が死んだら、ま、残るのはこれだけってことで。