2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧
ふりかえれば、そもそも20世紀の帝国主義戦争は、近代的諸価値の帝国主義的解釈(「文明」「効率」「国益」などを軸とした)をともなって行われており、いかにそれが野蛮で非人間的な内容をもったものであっても、それを前近代的とみなすことはできない。本…
1951:清水幾太郎『社会心理学』 1958:西村勝彦『大衆社会論』 1959:松下圭一『現代政治の条件』 1965:真田是『現代社会学と社会問題』 1967:辻村明『大衆社会と社会主義社会』 1982:「戦後日本の社会状況 ――日本型「大衆社会」の安定装置――」『講座 今…
(1)問題意識・論文の目的 日本の政治学・社会学における大衆社会論において、「大衆」概念がこれまでどのように措定されてきたのか、そして時代を経るにつれ如何に変容したのか? また何が変容していないのか? 日本の主要な文献を考察することでその研究…
気付いたらあと二日しかなくなってるぞ? おかしいな、いつの間にかオリンピックも終わってるし……。 確か俺は八月の初旬にいた気がするのだが……。
小田島先生は東大に勤めていても、官舎の四畳半に一家四人で住んでいたという。1960年代のことだ。今の人なら耐えられないだろう。その辺が、誰も餓死するわけでもないのに格差社会とか大騒ぎする連中がいる理由なのだろう。 http://d.hatena.ne.jp/jun-jun1…
論文構想発表会で出したヤツをタネにして、アウトライン的なものをそろそろ考えたい。 というか中心となる問いをそろそろ出さないと。 前回の発表内容 ***(以下、前回までの内容)*** 【題】日本大衆社会論は何を語ったか(仮) 【構成】未定 ***(以下、前…
要約 「デモクラシーの時代」とされる「現代」とは何か、という問いに答えようとする際の出発点・立脚点が問い直されなければならない(p8) 大衆社会ということで過去に何が議論されてきたのか(p12) 松下圭一の政治理論、50年代の「市民政治理論」研究…
現在の論文進捗状況 読んだ本:8冊(6/28〜) 清水幾太郎『社会心理学』(岩波書店、1951年) 西村勝彦『大衆社会論』(誠信書房、1969年(新訂版。旧版1958年)) 真田是『現代社会学と社会問題』(青木書店、1965年) 後藤道夫『収縮する日本型<大衆社会…
怒涛のような先週のことをここで一度まとめておく。 時系列としてはタイトルの通りの順だが、敢えて出来事の順番やどこで何が起こったかという区別にはこだわらない。 思いつくことから思いつくだけ書く。 映画『靖国』 最高。 映像としては確かに素人ドキュ…
現在の論文進捗状況 読んだ本:7冊(6/28〜)清水幾太郎『社会心理学』(岩波書店、1951年) 西村勝彦『大衆社会論』(誠信書房、1969年(新訂版。旧版1958年)) 真田是『現代社会学と社会問題』(青木書店、1965年) 後藤道夫『収縮する日本型<大衆社会…
(関連ありげな部分を飛び飛びに読んだだけなのでアレですが) 要約 戦後経済同様、戦後の日本政治も他の先進産業諸国に見られない独特の軌跡を示してきた。その最大の特徴は他に例のない保守政党の全期間に及ぶ優位である(p159) 高度大衆消費社会は、階…
現在の論文進捗状況 読んだ本:6冊(6/28〜) 清水幾太郎『社会心理学』(岩波書店、1951年) 西村勝彦『大衆社会論』(誠信書房、1969年(新訂版。旧版1958年)) 真田是『現代社会学と社会問題』(青木書店、1965年) 後藤道夫『収縮する日本型<大衆社会…
すいません、途中で投げました(ボム) うわあ、これも一応論文できるまでに読まなきゃダメなのかなあ? 勘弁して欲しい(笑) 読んだ部分だけを無理矢理まとめると 「快楽主義と平等主義の行き過ぎが産んだ『豊かな社会の病理』を表すためにいま再び大衆批判…