2014年1月6日、

正月休みの喪に服すために忌引きすることで正月休みが延命されることが発見され結果的に正月休みが無限に死にゆく永遠の命を手に入れたことでこの宇宙の終焉を超えて平行宇宙にまろびでたところあちらの永遠の盆休みとエンカウントし双方の保持する熱力学的宇宙観間で概念闘争が勃発し結論から言えば第三の宇宙から同じく沸き立った永遠のゴールデンウイークが量子論的な勝利をおさめた。
だが多宇宙が朽ち果てたあと、永劫に等しい時の彼方での一宇宙の勝利に何の意味があるのだろうか。私たちは一毫にも満たぬ時間のなか暗い海の辺縁で生まれては消えるボウフラのようなものだというのに。
いまはただ、仕事に行きたくない。