「俺の屍を越えてゆけ」

ゼミのMLで師から華麗なパスが放たれたということで、反応しておきます。

作業論について

このブログ上での俺の論文執筆の過程は、師が挙げられている「四つのファイル」にちょうど沿うような形で進められています。
むしろ先生のほうが俺を見てパクったんじゃねーかというレベルの(削除)


おおまかに、カテゴリーの「論文、進捗状況」が「構想メモファイル」と「文献リストファイル」に、
「書評」が「引用ファイル」に、
「メモ」が「着想メモ」に相当します。
参考にする際には右のカテゴリーの欄をクリックするとまとめて閲覧できます。右最下にある「日記の検索」で一覧検索をかけるとタイトルで総覧できるのでなお便利です。執筆中に自身でもよく利用してました。意外と自分が何やってたのかすぐ見失うもんで。


ブログによって作業をデジタル化する利点の一つは、このような検索性やコピペの容易さという可編性の高さにあります。
検索の仕方であったり、キーボードでのショートカットであったり(コピペで「右クリック切り取り(コピー)」→「右クリック貼り付け」なんてやんなよ? 最低限、Ctrl+Z(そしてX、C、V、F、Y)くらいは使えるように。やれば慣れるから早うやりんさい。あと無変換キーもなれると速いんで推奨)、とになく利用しない手は無いです。
つーか図書館にiMac入ってる世代だぞ君等。税金を有効に使え! ただの僻みだけど。


まあ作業論としては、先生の提示されたものに是が非でも忠実である必要はないし、これ以上は各自アレンジしてみて下さい。
やってるうちに自分のスタイルができていくはずです。
でも最初の「やってみる」に関しては、叩き台、テスト版があると非常に楽なものです。先生のアドバイスはそういう風に受け止めると良いでしょう。
と言いつつですが、この「四つのファイル」スタイル、なかなか完成度が高いです。
なにせ俺に論文らしき何かを書かせることに、かろうじて成功しました。

読書量について

とりあえず10冊読みましょう。
その次に10冊読みましょう。
それから10冊読みましょう。
そして10冊読みましょう。
最後に10冊読みましょう。
おまけに10冊読みましょう。
要するに量の世界です。舐めんな。ぐだぐだ言う前に数こなしやがれ。
「うわあ論文どうしよう……」と言ってる間に一行読めます。
とにかく修行僧のように読みましょう。
「何冊読めば……?」みたいな質問もあんまり意味ないです。先生も言っているように論文の内容によるのと、そもそもすべての本を均等に読むわけではないからです。


そう、ポイントはとにかく読みつつもどう読むかであって、
つまりテーマが決まる前も決まってからも、メリハリのある読み方をするべきだということ。
「論文執筆過程の一部として、なぜこの本のこの個所を読んでいるのか」を意識しながら読みましょう。
面白いもの、論文の方向性に沿うものについては舐めるように読んで書評を書き、食指の伸びないものについては迷わず窓から投げ捨てて以下略。

テーマ決めについて

運命の出会いをする人間もいますが、多くは出会えません。
というか出会えたのかそうでないのかがわかりません。


はっきり言うと、諦めろ。

時間管理について

上の話にも関わりますが、書くことがノルマである以上、内容以前に完成を目標とすべき。
そうなると、各作業工程にどれだけ時間をかけられるのか、というスケジュール管理が重要になります。
テーマ決めにしても読書にしても、期限から逆算して細かくリミットを設けましょう。
テーマが決まらんとか言っても、提出期限2カ月前に決まったところで書けません。「とりあえずこの分野で行こう」という思い切りが必要。
「その分野がない……」と思っても、読書さえしていればなにかしらできます。
大丈夫。要するに一番面白かった本にイチャモンつければいーんだよ。


ちなみに俺は四年次の二本目で思い切れなかったせいで最後の最後まで苦闘の嵐でした。その轍を追いたいなら止めはしないが……。

書評について

本を読んだら読んだ分についての感想・批評を書くとよいです。面白かったもののみで構いません。
時間が無くなってくると難しくなりますが、自分がその本の何をわかっていて何をわかっていないのか、書評の「書けなさ」が教えてくれます。
だいたい何もわかってません。
量をこなさないと……と焦ると、そういった浮き足が増えてきます。字面を追うだけになっちゃうのな。
書評を書こうとすると、そこにハッと気付いたりします。
それでまた焦りそうになるのが難儀なところだけど。

以上の意見は全て……

必死こいてやっとこさ滑り込んだ人間の言葉です。
自分で参考にするかしないか取捨して下さい。


なら偉そうなこと言うなよと言われるとごもっともなんですが、
俺はそれでも書きました。


君はまだ書いてません。

いつ作業をはじめよう?

スネーク、はやくパソコンの電源を切るんだ!