今日も適度にテキトーに。

今日はみんなに賃労働でちょっと良い目をみるライフハァックを紹介したいと思う。同じように労働したり勉強したり接待ゴルフしたりピロートークしたり生命維持活動したりしてもこういう一見どうでもいいところで差がつくのでみんなもお試しいただきたいと思う。

俺に対しての評価は友人知人間で色々あると思うのだが、そのへんで話されていることは実は大して差を分けるポイントではない。差を分けているのはもっとしょーもない部分である。
だいたい地方のカッペ大学生かカッペ大学出て数年のぺーぺー賃労働者レベルが他人の人格云々やらどうすれば人生で得かなどと語りやがるのはちゃんちゃらおかしいというか間が抜けているのではないだろうか。さっそく自己矛盾してきたが細かいことは気にしてはいけない。どうせこんなものを読んでいるのは極めつけの暇人くらいなので人の文章につっこむ資格がそもそも無いはずである。悔しかったら俺にも暇つぶしを提供していただきたいというものである。



1.みんなチミらなんぞに特に期待してないので気にしない。
若手に上司がかける言葉ナンバーワンが「期待してるから」だと思うのだがその心理を読もう。俺が上司だとして何故部下に「期待してる」と声をかけるかと言えばそうすることで労働力を楽に搾り取れるからである。ノーリスクノーコストで雇用効果がアップするので安い買い物である。俺が出世したらいくらでも部下に言ってあげる予定である。
つまり上司の「期待してる」はほとんどの場合とりあえず言ってるだけなので無視してよい。似た言葉に「さすが○○だ」がある。

むしろヤバいのはマジで期待してる場合である。ぺーぺーの若手に期待する企業はそれくらいいっぱいいっぱいになってるか若手を育てる気がないかの二択だ。はやく脱出だ。



2.上司や先輩をほどほどにおちょくる。
これも上司の心理で考えよう。
いつもハキハキ物わかりのよい部下を持ったとき上司として何を思うかというと特に何も思わない。あーこいつ使いやすいな。なんかやらせとこう。以上。

一方でちょっと調子の良い問題児が部下だと色んな意味で目が離せない。ポイントは普段上司をほどほどに茶化し、大事な話のときだけはマジな顔で聞くことである。普段チャラい部下だが大事なときはちゃんと話を聞いてるというシチュは上司からすると結構気分がいい(問題児をコントロールしてる感、チャラい部下から本当は信頼されてる感、「こいつはワシが育てた」感があふれてくる)。
このときほどほど感が最も重要で、上司の懐の広さと自分の業務スキルとのバランスを上手く取る必要がある。上司が神経質だったり気分屋だったり無能だったりすると通じないし、自分がマジで無能な場合フツーに切られる恐れがある。

また、上司が無能な場合は表面上だけイエスマンになって深く関係しないでおこう。無能な上司というのは常に周囲に大小のストレスをかけるため付き合うと疲れる。そして炎上したとき引火しかねない。

少人数の飲み会の席、ほどほどに酔ったあたりで残業や雇用などの労働倫理に関する話をふって上司のモラルチェックをしておくと以後目安となる。労働時間をむやみに引き延ばすタイプの精神論をする上司とは距離を取るのが無難である。周りにそういう上司しかいない場合は知らん。頑張れ。

自分の業務スキルはときどきキラッと光る仕事をしよう。
良い意味で「やればできるんだけどね」と思わせるくらいが好みである。



3.仕事は中〜高品質・最低限の量をやろう。
いつもニコニコ体育会系イエスマンは良くも悪くも使いやすいので早期から数多く仕事を任され信頼されますますやる気が出てトントン拍子に出世し重役につきまた仕事が増える。そういうのはダルいのである。
職場にもよるが日本の業務評価制度は往々にして個々人の業績を明確に分けずせいぜいチーム単位で曖昧に管理するため、何が起こるかというと頑張るだけ仕事が増える。働いているほど給料は増えないので見かけの金額は上がったとしても責任の重さと労働時間で割るとむしろ単価が下がっていたりする。ナメてんのかと思うが仕方が無い。そういう社会に所属してしまっている。
もらってる給料の分だけ、クビにならないレベルで仕事をこなそう。出世しても名刺のインクが増えるだけで特にいいことはない。それよりも週末のギター教室の時間が取れたり平日の夜に家族と一緒にアイスを食べながらDVDを観られるほうが大事である。
来月弊社でリストラがあるとしたら誰が落ちるかな、とときどき考えるとよい。そこで下位ランクに入ってると思ったときはもう少し頑張ろう。ただし年齢補正と給料補正があるので単純な業務能力だけで評価されないことに注意。



4.「見せ」時間を意識しよう。
同僚よりも2時間早く出勤し定時で帰るのと定時に出社して2時間残業して帰るのはどちらがよいだろうか?
働いている時間は同じなのだが後者がよい。周囲へ働いているアピールができるからだ。
実労働時間がどうだろうと本人がどう思おうとそういうのは無視される。周囲の人間はわかりやすいところしか見ていない。何故かというと周りも自分の生活でいっぱいいっぱいなので、同僚や部下の「本当の労働時間・労働量」なんぞいちいち検討する暇がねーのである。めんどくせーのである。マジで日本企業の労働管理って適当なので、見えてるところの印象論がかなり幅を利かせている。
頑張るときは見えるところで頑張ろう。同じ努力なら周りに見せる方がお得である。
精神論が好きな上司の場合特にここがポイントだ。はっきり言うと連中には仕事の中身を評価する能力がない結果、どれだけ職場の机に座っているかを指標としている場合がある。マジである。困ったもんである。



5.抜き打ちテストに65点が出せるようにしておくこと。
2の「ときどきキラッ」にも通じるのだが、生きていると前触れもなく試されるときがある。
急に仕事が振ってわいたり、会議でなぜか発言をふられたり、出向のつもりがヘッドハントされたりする。
こういうとき咄嗟に65点が取れるとその後の展開が楽になる。ダラダラ長時間働くのはやめてその時間を準備に充てよう。過去の議事録や業界紙を読むといざというとき気の利いたコメントが出来てよい。印象が重要で中身はその場さえ無難に乗り切れればどうでもよい。大体の人は「中身は忘れたけどなんか気の利いてたこと言ってたな」くらいしか覚えていない。みんなもそのハズである。俺も誰が何を言ったかあまり覚えていない。
その機会はそのときにしかない。次も明日もない。
明日頑張って挽回するより今日の一言で楽をするのが一番である。



6.矛盾するが……
「あっ失敗した……」と思っても直後なら意外と挽回できたりする。
ミスったときはすぐごめんなさいすると傷が浅くて済む。相手に立ち去られる前にその話題を掘り返しまくってグチャグチャにしてしまうと最初のミスがいつの間にか二人の間の仕事論にすり替わっていたりする。仕事の同僚レベルの関係だと、別れ際の印象が非常に大きい。これもやっぱりみんなめんどくせーので最後の印象を材料に他人のレッテル貼りするためである。



7.楽しめると楽。
議事録や業界紙を読むことを薦めるもう一つの理由がこれで、どんなしょーもねー業界でも深く知ると少し面白くなってきたりする。
業界誌とかを読んだとき多分このブログの読者層だとみんな同じような感想を抱くと思う。「こいつらバカだなー」。どう見ても雁首揃えてバカなことをタラタラやっているのだが、細部に立ち入ってみると意外と必然のバカ騒ぎだったことが分かったりする。タラタラやりたいやつ、仕事云々よりメンツを保ちたいやつ、それまでの無駄を無駄と認めたくないやつ、なんとかして既得権をこっそり(見え見えなのだが)維持したいやつの数だけ無意味な時間が増える。それについてやんわり上司に尋ねたりすると小気味よい皮肉が聞けたりして面白い。みんな誰かに不満を持っており、影響のない範囲で共感を得たいと思っている。何に不満を持っているかが見えると、そのほとんどは人間関係なのだが、相手の話が読めてくる。大学を卒業したての頃だと周りの賃金労働者がまったく異質のものとして感じられるが、なんのことはない、どいつもこいつもしょっぱい小市民である。君とも私とも変わるところがない。上司や先輩から会社の皮肉を聞かせてもらえる関係になっておくとそういうしょっぱい部分が見えてきて味わい深い。どうやってその関係を築くかは個々人の特性によるが、先にこちらから同質のものを提出しておくと、似たものが返ってくる場合が多い。ただし立ち位置の違いに留意しないと「おめーが言うな」と思われ干されるのでこれも注意願いたい。

細部が問題なのだ。
細部を知るとつまらねー仕事が面白くなってきたりする。
面白いとつまらないよりは楽である。上司をおちょくるのも、雑談中に苦笑いしながら「このヤロー」とか言われるほうが仕事の話だけしてるよりも面白いからである。



8.以上はすべて適当なホラ話である。
寝る前にヒマだからそれっぽく書いただけだよーん。
つまりこれくらい口からでまかせを言えるといざというとき(略)