2008-09-06から1日間の記事一覧

8.28論文構想発表会での指摘まとめ

後藤道夫批判を通じて最新の大衆社会論の可能性を探っては? 後藤道夫に何が足りないのか? 後藤は新自由主義をどう位置づけているか? どこに新自由主義批判の足場をもっているか? 後藤道夫の枠組みをどう生かしうるのか? 後藤の論に賛成、では論文になら…

村上泰亮「ゆらぎの中の大衆社会」(『中央公論』1985年5月)『村上泰亮著作集5』中央公論社、1997年

元来、massあるいはmass societyという概念は、十九世紀ヨーロッパの知的伝統の下で登場した概念で、明らかに負の価値を背負っている。このような負の概念としての側面を厳しくとり出して分析を構築したのが、最近の西部邁氏の一連の労作で、私の知るかぎり…